このたび2025年度アメリカ州政府協会(ASOA)会長に拝命致しましたアーカンソー州政府経済開発庁アジア事務所のディレクター ニール・ジャンセンです。ASOAの会長として、私は日米のビジネスコミュニティ間の重要なつながりをさらに強化し、また、継続的な二国間投資と協力関係を支える外交使節団や経済団体との連携を強化することを目指しています。
1980年の設立以来、ASOAの使命は、日米間の投資、貿易、観光、文化交流を促進することです。この取り組みを主導しているのは、日本全国に拠点を置く22の米国の州および地方自治体の多言語対応の代表者の方々です。ASOAは、米国商務省、日本の経済産業省(METI)、JETRO、経団連、各県の商工会議所、経済研究機関等、幅広い組織が共同主催する相互利益となるプログラムを主催し、支援しています。
2024年末までに、米国における日本の対米直接投資残高は125兆億円近くに達し、日本は依然として最大の海外雇用創出国となっています。米国商務省の最近のデータによると、2024年には約97万人の米国人が日本企業に雇用されていました。日本は米国39州における最大の海外投資国であり、全50州でトップ3に入っています。これらの投資は、投資先である米国の地域社会に持続的な経済成長をもたらすだけでなく、両国の文化理解を深める道筋を作り、効率的なビジネスプロセスや最先端のノウハウの交換も可能にしています。
日米両国は、強固な二国間経済関係から長年にわたり恩恵を受けてきましたが、地政学的および安全保障上の問題における両国の結びつきの重要性もまた、軽視できるものではありません。2025年は、アジア太平洋地域を含む世界の多くの地域において、地政学的な状況がますます不安定化する年となる可能性が高いでしょう。そのため、日米同盟は引き続き重要なものとなるでしょう。特に、半導体、人工知能、エネルギーといった重要な技術分野での協力においては、強靭なサプライチェーンと知的財産の尊重が鍵となります。
ASOAの会長として、私は日本と米国の州間のさらなる関与を支援することを楽しみにしています。また、ASOAにまだ参加していない米国の州や地域に対しては、今後の会員加入を検討するよう呼びかけています。私たちは、両国の経済が今後さらにダイナミックな展望を切り開いていくことに期待を寄せており、今後も両国の関係がさらに発展していくよう尽力していく所存です。
アメリカ州政府協会
会長(2025年度)
ジャンセン ニール(アーカンソー州政府日本事務所代表)
会長 | ジャンセン ニール | (アーカンソー州) |
副会長 | 藤本 和三 | (フロリダ州) |
副会長 | 村山 敦子 | (ウエストバージニア州) |
プログラム担当 | 藤本 和三 渡邉 博之 |
(フロリダ州) (テキサス州) |
トレード・インベストメント担当 | 村山 敦子 Renata Nauzalieva |
(ウエストバージニア州) (サウスカロライナ州) |
コミュニケーション担当 | 三田村 優美 | (テネシー州) |
ASOA事務局長 高木 大
E-mail: info@asoajapan.org
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